⑥ホルモンバランス

 女性ホルモンの分泌は、10代の思春期頃から急激に増えはじめ、30歳頃にピークとなります。その後、徐々に低下して、40代後半から急激に減少してしまうのです。
 発汗や冷え、イライラや物忘れなどの更年期症状が出てきたり、筋肉やお肌の衰えを感じたりするのは、女性ホルモンの分泌量が減ってしまうからなんですね。

 

 他にも、女性ホルモンの分泌量が低下してしまう原因があります。

・ストレスや過労

・睡眠不足

・不規則な生活

・運動不足

・過度な食事制限

・冷え


 ホルモンの分泌が減ると、ホルモンバランスが乱れてしまい免疫力が低下したり、筋肉が増えにくくなったりします。さらに、ホルモンの働きが衰えて、脂肪を分解しにくくなり内臓脂肪が増えるという悪影響もあります。これがなかなか痩せられない「中年太り」の原因のひとつなのです。


<女性ホルモンと似た働きをする栄養素>


・大豆イソフラボン(豆腐、納豆、豆乳、大豆製品)

・ボロン(キャベツ、海藻類、りんご、レーズン、ピーナッツ)

・ビタミンE(アーモンド、落花生、たらこ、小麦胚芽)

・ビタミンB6(マグロ、ピスタチオ、にんにく、レバー類)

・レソルシル酸ラクトン類(えんどう豆、ごま、小麦)